自然のパワーと美しさの両方をを実感できる場所
今日は昨年(2023年)の9月に訪れた
のお話をしてみたいと思います。
山口県萩市須佐にあるホルンフェルス。
そもそも
ホルンフェルスってなんだ?
という話なので、少し調べてみました。
ホルンフェルスとは、この周辺の砂や泥が交互に重なった地層に高温のマグマが入り込み(接触変成作用)、その熱で焼かれることによって変成岩になったもの。
つまり、「この周辺の砂と泥の地層がマグマの高温の熱で焼かれてできた風景」だということです。
山口県民だと「ホルンフェルス=須佐」というイメージですが、実際に手元の図鑑で調べても須佐の風景の写真が出てきます。
地質学的にも貴重な風景なんですね。
話が少しそれますが、今回この本を久々に開きました。
フルカラーでボリュームもあるのにこんなに安くて大丈夫なの?
という図鑑です。
シリーズが色々あって、大人が読んでも非常に面白いので気になる方は是非調べてみてください。
山口に帰ってきて水晶拾いなどをやっていたとき、石って面白いなと思い買ったのでした。
須佐のホルンフェルスは小学生のころ、家族と何度か訪れたことがありました。
今回はおよそ20年ぶりの訪問となります。
?
須佐のホルンフェルスは山口県の1番右上のあたりに位置します。
下の地図の赤いマークの場所です。
【Googleマップより引用】
もう少し東へ進めばすぐに島根県という場所ですね。
関西で働いていた頃、お世話になったある会社の社長さんが須佐のご出身の方でした。
「本当にのどかな場所やで」
とおっしゃられていましたが、本当に風光明媚な自然豊かな場所です。
須佐の出身というと、ワンピースの主題歌でも有名な
ですね。
須佐は古くからの港町でもあり、一本釣りで水揚げされた
は須佐の誇るブランドです。
非常に鮮度にこだわっているので、現地でしか味わうことのできない味覚でもあります。
「須佐」や「男命」
という名前からもわかるように、
須佐の地名の由来は、『古事記』の八岐大蛇の物語でも有名な
に由来すると言われています。
『古事記』の中で須佐之男命が出雲国で八岐大蛇を退治するお話は有名ですが、一方『日本書紀』では朝鮮半島の新羅と往来したとする別伝もあり、須佐はそのときに立ち寄った場所であるという言い伝えがあるのだそう。
『古事記』や『日本書紀』は1300年以上前の書物だということを踏まえると、
須佐は歴史と文化がとても深い場所なんだということがわかりますね。
須佐駅前にはその名も
なるものもあり、須佐の魅力発信の一つの拠点となっています。
須佐のホルンフェルスを訪れるのは実に20年ぶり。
しかし、当時とまったく変わらない絶景は健在でした。
ホルンフェルスの歩んできた時間を考えると、20年なんて一瞬ですらないのでしょう。
【ホルンフェルスへ続く道。すでに奥に見えている。ここの先から真下まで降りることができる】
【束の間の青空に日本海の荒波と】
【岩肌に打ち付ける荒波の音の迫力は凄まじい】
【目の前まで近づくこともできる】
【波も目の前まで迫っている】
【空に少し雲がかかるとまた違った印象を受ける】
【岩の上はこんな感じ。柵もないので注意】
気をつけておくべきこと
写真からもわかる通り、まさに断崖絶壁です。
この景色どこかでみたことあるな・・・。
と思う方もいるかもしれませんが、
そう、福井県の東尋坊にそっくりです。
下の写真は学生の頃に撮影した東尋坊の景色。
【学生の頃訪れた東尋坊の景色。断崖絶壁とはまさにこのこと】
規模感はやや異なりますが須佐のホルンフェルスも東尋坊を彷彿とさせる断崖絶壁となっています。
なので
は絶対に必要です。
ヒールなんかではまともに歩けない上に大変危険です。
下まで降りようと思えば、動きやすい服装と靴は必須ですね。
もちろん柵なんかもないので、とくに
ことも大切です。
遊歩道が終わる辺りから、突然断崖に突き当たります。
岩の上はやや広くなっている分、小さいお子さんなんかだと走り回れそうです。
落ちたら間違いなく助からない場所ですので、以上の点は気をつけないといけません。
これらに気をつければ、目の前で雄大な自然の絶景を楽しむことができますよ。
こんな景色をみると、「険しい道のりを進まないといけないの?」と思うかもしれませんが、
車を使えばアクセスはしやすい場所(駐車場から歩いて10分ほど)です。
最初Googleマップで検索すると、一瞬「道なんかないんじゃないか」と思うような場所ですが、ちゃんと運転しやすい道で駐車場まで行くことができます。
その車を止める場所ですが、
の駐車場に車を止める形となります。
具体的なアクセス方法としては、
「須佐ホルンフェルス」の看板や「男命いか」の看板が目印です。
ぱっと見ると駐車場台数が少ないように見えますが、奥まで続いていて30台分ほどの広めの駐車場があります。
「つわぶきの館」は須佐周辺の特産やお土産などを販売されているお店です。
お店の方もとても親切で、「来てよかったな」と思える場所でした。
ぜひ帰りはこちらでお買い物をしてみてください。
最後1車線になりますが、舗装された広めの道がほとんどなので是非ドライブで訪れてみてはいかがでしょうか。
今回は須佐のホルンフェルスの風景をお届けしました。
小さい頃から訪れていた場所ですが、大人になって再び行ってみるとまた違った印象を受けました。
こういう景色って東尋坊が有名ですが、ここ須佐のホルンフェルスもまた違った雰囲気で良いですね。
須佐男命いかはまだ食べたことがないので、次に訪れたときにぜひ食べてみたいと思います。
車を使わないとなかなか厳しい場所ですが、自然の迫力に皆が驚くと思います。
山口県の萩方面へお出かけの際は少し足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか。
山口県の美しい風景に出会うたびに記録に残していっています。他もぜひご覧ください(^^)
コメント