ミニチュアの池泉回遊式庭園を作庭してみる
みなさんは日本庭園を見に行ったりするのは好きですか?
僕は京都に暮らしていたときは、休みの日にはよく日本庭園を見に出掛けていました。
庭園にはさまざまな植物やコケがいるのですが、
京都では賃貸マンションに暮らしていたため、植物に関する興味が湧くことがありませんでした。
というのも
京都の暮らしではなかなかマンションに土を持ち込むのも難しいというのも理由としてありました。
一方、今はというと
山口にUターンしてからは、一気に園芸にのめり込むようになりました
※といってもまだまだ何もわからないまま手探りでやっていますが・・・
なので山口に帰ってきてからは、京都ではできなかった園芸を夫婦で楽しんでいます。
たくさん咲き乱れる花々も良いのですが、僕は盆栽やひっそりと咲く山野草なんかが個人的には好きです。
京都にいた頃は、日本庭園をめぐるのが好きだったので、あちこち出かけていました。
最近になってふと
自分の手元で眺めることのできる庭園を作りたいなぁ・・・。
と思うようになったのでした。
でもこういうのって
調べても意外と作り方とか出てこない・・・。
ということで、今回は自分で
ミニチュア日本庭園を作庭
してみました!
【ミニチュア池泉回遊式庭園】
【ミニチュア池泉回遊式庭園】
制作時間はおよそ20分ほどだったでしょうか。
寒水石で水を、苔で水に浮かぶ島を表現してみました。
石を添えると一気に自然の風景に見えてくるのが面白いですね^^
制作して2、3週間ほど経過しましたが、もみじも元気に成長しているようです。
作成に使用した材料がこちらです。
【材料・・・入手場所】
もみじ(苔玉)・・・ガーデンマルシェ防府店
石・・・自宅近くの海岸で拾ってきたもの
苔・・・自宅の庭で自生していたもの(ホソウリゴケ、ギンゴケかと思われます)
寒水石・・・グッデイ
丸木橋・・・コーナン
亀・・・ジュンテンドー
お皿・・・ダイソー
鉢底ネット(+固定用の針金)・・・ダイソー
[土]
赤玉土・・・ナフコ
くん炭・・・ナフコ
腐葉土・・・ナフコ
もみじの苔玉は、ガーデンマルシェ防府店さんでみつけました。
こうみると、最近は山口県内の園芸店やホームセンター巡りをしていますね。
土は排水性と保水性を考えて、赤玉土とくん炭に腐葉土を混ぜ合わせてみました。
苔はうちの庭に生えていたものを使用しましたが、ネットや園芸店でも入手することが可能です。
※今回は鉢にダイソーで購入したお皿を使用しました。
これを排水可能な鉢として利用できるように
自分で穴をあけています
平たい鉢は、ホームセンターなどの植木鉢コーナーの端の方に、盆栽用の鉢として販売されています。
それを使用しても作れると思うのですが、僕は気に入ったお皿で作れるように自分で穴をあけています。
その方法については、後ほどお話します。
作り方といっても、今回はほとんど既製品を使用しているので、あとは好きなように配置するだけです^^
※苔はそのまま使うと虫などがついていることがあるので、1日ほど水につけてよく洗いました。
【主な工程】
①鉢の穴に鉢底ネットを敷き、針金で固定します。
②土を少し入れ、苔玉を配置
③残りの土を入れ、苔と置物(橋と亀)、石を配置
④土の部分が見えなくなるように寒水石を敷く
⑤最後に水をたっぷりとあげる
⑥日々様子を観察しながら育てる
自分の好きな場所の日本庭園をイメージしながら配置を変えてみるのも楽しいですね。
石は思っているよりも大きめのものを使用すると、より立体感が出るような気がします。
盆栽の世界には
盆石や水石、添配(小さな置物)
といった鉢の中に配置することで自然風景を演出する手法があります。
石や砂で水を表現するのは「枯山水」庭園に通じるものがありますね。
添配なんかも、あまりたくさん売られているものではないので、お店を巡って探すのも楽しいですよ^^
100円均一やリサイクルショップなどには、手頃な価格でお皿が売られています。
それらを盆栽などの鉢に利用するために、自分で穴を開けて加工しています。
さまざまなYouTube動画なども参考にさせていただきながら、道具を準備して実践してみました。
【使用する道具】
・鉢にしたいお皿
・ドリルドライバー
・ダイヤモンドホールソー(陶器に穴をあけるため)
・ダイヤモンドヤスリ(排水できる溝を作るため)
・霧吹き(水をかけて摩擦熱対策)
・タオル(陶器が割れないようにクッションとして)
ドリルドライバーとダイヤモンドホールソーはAmazonで購入しました。
【ハイコーキHPより引用】
こちらのハイコーキのドリルドライバーにダイヤモンドホールソーをセットして穴を開けていきます。
ダイヤモンドヤスリは、コーナンにお得なセットが販売されていたので、それを使用しています。
※何度も使用しているので少々汚れてしまっています・・・
これらを使って、陶器に穴と溝をつけていきます。
今回は以前別の容器に穴をあけたときに残していた写真を使用しています。
【穴あけ手順】
①ドリルドライバーとダイヤモンドホールソーを用意
②ダイヤモンドホールソーをセット
③霧吹きで水をかけながら穴をあけていきます
④穴があきました
⑤ダイヤモンドヤスリで溝を掘っていきます
⑥3箇所ほど溝を掘って完成
このダイヤモンドホールソーで20個以上鉢を作りましたけど、まだまだ使えそうです。
安いのに長持ちしてくれるので助かっています。
ハイコーキのドリルを使っているからなのか、
なれてきたら、最近は1、2分程度で穴を開けることができるようになりました。
ドリルドライバーとダイヤモンドホールソーが手元にあればさまざまなお皿を鉢にアレンジすることができて楽しいですよ!
2024年の春はまた違った感じで作ってみました。
今日は、もみじの苔玉をつかってミニチュア庭園をつくったお話をしました。
どれが正解なのかわからないので、これからも色々と制作に挑戦してみたいと思っています。
やはり園芸は時間をかけて育てていくことも楽しみの1つですね。
これからたくさん失敗もすると思いますが、そんな様子も発信していきたいと思いますので、
園芸好きな方やこれから挑戦してみたい方々の参考にしていただければと思います^^
▶こちらの作品も、100均のお皿に穴をあけて作成しています
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