幻想的な水没林の景色が山口県にありました
山口県民の方でもおそらく
と聞いてピンとくる人は少ないと思います。
僕も数年前まで知りませんでした。
しかし、日本全国の絶景を特集していたある本を書店でパラパラとめくっていたときに、
山口県の代表として、ここ「一の俣桜公園」の景色が掲載されていた
んですよね。
正確には、ここの
池の水没林の景色
です。
※この池の通称が調べたら出てくるのですが、正式名称ではないようなので、記載はしていません。
近年のSNSブームを1つのきっかけに、
今まで地元の人ですら知らない人がいたこの池が、一躍有名になったということでした。
北海道の美瑛町(びえいちょう)にある「白金青い池」(しろがねあおいいけ)に似た雰囲気を感じます。
※Googleで「青い池」と調べると、北海道の次に山口が出てきました^ ^
山口の「青い池」こと「別府弁天池」は別の記事で書いていますのでそちらもぜひご覧ください。
これは1度撮影しに行ってみたい!
と考えていたのですが、なかなか山口県に帰ってくる時間が取れず、後回しになっていました。
しかし、山口へUターンした今、この度やっと行く時間ができました。
ということで、撮影してきた風景などをお届けします。
・風景写真を撮るのが好き
・ドライブが好き
・自然の中を散策するのが好き
こんな人にはおすすめの場所だと思います^ ^
「一の俣桜公園」は
にあります。
【Googleマップを引用後一部加工】
地図だと、赤い丸の部分です。
山口県の左上、角島にも近いですね^ ^
近くには、何度もリピートしに来る人も多いという
もあり、のどかな自然の中にゆっくりと時間が流れています。
地図を眺めていて
下関市ってこんなに広かったっけ?
と思いましたが、
平成の大合併で菊川町、豊田町、豊浦町、豊北町は下関市になっていたのですね。
このあたりは小さい頃からよく両親とドライブに来ていました。
【水没林の水面に鯉が泳ぐ】
【背景の緑と木々の白のコントラストが美しい】
【ファインダーを覗く角度で水面の色が変わる気がします】
【鯉にはエサをあげることもできますよ】
【太陽が雲に隠れた】
【水面を風が吹き抜ける】
この日はやや風が強かったこともあり、水面が波立っていました。
晴れていましたが、この画角なら曇りの日の方が良さそうな気もしますね。
次は風のない時間を狙って、シンメトリーの構図を撮影してみたいなぁと考えています。
レンズは16〜70mm程度の焦点距離があれば、どこを撮影しても楽しめるのではないかと思います。
〜+αの機材について〜
最近撮影に行っても、三脚を使用して撮るという機会が少なくなってしまっていました。
カメラの性能もかなり上がっていますからね。
でも、学生の頃から
三脚でじっくりと撮影するのが好きなんですよね
僕の撮影してきた風景に、夕景や夜景が多いのはそういう理由もあります。
でも
京都ではなかなか三脚が使用できなかった・・・
京都は三脚禁止の場所や持ち込みすら禁止の場所もあるので、そもそも持ち歩いて行く機会がありませんでした。
なので基本は手持ち撮影です。
しかし、
山口に帰ってきてからは、常に三脚を車に積んでいるので、使用OKならいつでも発動できる!
というようにしています。
今回の一の俣桜公園は誰も人がいなかったので、久々に三脚などを使用して撮ってみました。
【今回使用した三脚】
公式によると最大耐荷重42kg、伸展時の高さが278cmにもなる恐ろしい三脚です。
もともと、千里川土手での飛行機夜景を撮影するのに、三脚の高さと堅牢性がほしいなと思って導入したのですが
まさかの買ってから今までほとんど使用する機会がありませんでした。
千里川土手での飛行機撮影の記事はこちらをご覧ください^ ^
今考えると、価格も大きさも恐ろしい三脚ですね
でも、堅牢性はこれ以上ないもので、撮影していても多少の風でもびくともしない。
やや重いですが・・・この三脚はすごいです。
【雲台】
いつも使用している雲台がこちら
水平などの角度を微調整できる、しっかりした雲台が欲しいな
と思って数年前に導入しました。
かなり重たい雲台ですが、やはり多少のことではブレることはありません。
水平に合わせるときなど、ミリ単位で画角が調整できるので夜景などを撮っていても楽しいです^ ^
しっかりとした三脚と雲台を使用すると、夜景撮影なんかはとても楽しくなりますね^ ^
実際に撮影していたときはこんな感じです。
【じっくりと風景写真を撮る時間がなによりも楽しいですね】
山口はゆっくり撮影できるスポットが多そうで、これから楽しみですね^ ^
【フィルター】
今回久々にフィルターも導入してみました。
風景写真を撮影するなら、角形フィルターは持っておきたいな
と前から思っていたので、先日こちらを購入。
角形フィルターとCPLフィルターがセットになったお得な入門セットです。
作りもしっかりとしていて、しばらくこれを使っていろいろと撮影してみたいと思います。
実際に使ってみて
被写体に水面や光の反射が伴うものには効果抜群だな
と改めて実感しました。
フィルターを使うことで、写真の世界が大きく変わるというのは本当なんだとしみじみ実感しています。
水面の反射を取り除くことで、池の中を泳ぐ鯉もしっかりと撮影することができます。
ここ「一の俣桜公園」へは基本的に車でのアクセスになるかと思います。
注意点としたら、おそらく
カーナビではピンポイントの場所が出てきません
なので、まずは「一の俣温泉」を目的地に進んで行きました。
しかし、道なりに進んでいけばたどり着くので、そこまで心配はいらないかなと思います。
国道435号を北へ向かって走って行くと、国道491号への交差点があります。
標識に「一の俣温泉」の文字が出てきますので、ここを曲がります。
あとは道なりにひたすら走ること、およそ10分。
右手に池が見えてきます。ここで到着です。
車はここに停めても良いですし、
Googleのストリートビューでも、水没林がチラッと見えていますね^ ^
気になったのは
携帯の電波状況がかなり悪い
という点。
何度か携帯が圏外になっていました。
そして
トイレはありません
ので、事前に済ませて訪れることをおすすめします。
※見て回るだけなら、15分程度かなといった場所ですので、そこまで心配しなくても良いと思います
また、
季節や天候状態によっては水位が大幅に低下する
という点。
特に渇水時や田植えシーズンなどは水位が低下し、景色が異なることもあるようです。
※今回は5月下旬に訪れましたが、水位の低下は特に感じられませんでした。
また、ここ国道491号は
山口県内でも最恐レベルの国道(酷道)
だということです。
※国道(酷道)マニアの方の間ではかなり有名なルートのようですね。
※といっても、ここより手前までの道は運転初心者の方でも問題なく来ることができる道です。問題はその先です。
一の俣桜公園より先、長門市方面への道は、知らない人が興味本位で進む道ではありませんね(国道なのですが・・・)
【少し進むと、恐ろしい看板とともに道幅が・・・】
ここの近くでおすすめの休憩スポットは
ですね。
このあたりをドライブするときには、いつも必ず立ち寄る道の駅です。
いつ利用してもトイレが綺麗で、さまざまな特産品も販売されています。
たまにイベントが行われていたり、観光情報なども入手できるスポットです。
僕の母は、以前ここで「一の俣桜公園」の情報をたまたま目にして、僕よりも先にすでに訪れていました。
SNSも便利ですが、やはり道の駅を利用すると、さまざまな情報が入手できますね^ ^
おわりに
今回は、山口県下関市豊田町にある
「一の俣桜公園」
をご紹介しました。
おそろしい秘境だったらどうしよう・・・
という心配とは異なり、
車でのアクセスがとてもしやすく、車も止めやすい場所で安心しました。
鯉のエサも販売されており、エサをあげると鯉たちが寄ってきてくれましたよ^ ^
今回は風がやや強い日に訪問しましたが、次回は風が穏やかな日に再度訪れて
シンメトリーの構図が撮影できればいいなぁなんて考えています。
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