「ユキモチソウ」をご存知ですか? ~なんとも不思議な山野草の世界~

ユキモチソウ
目次

「ユキモチソウ」を育ててみる

突然ですが、皆さんは

「ユキモチソウ」という植物をご存じでしょうか

山野草や山歩きが好きな方なら、もしかするとご存知かもしれません。

 

まるで筒の中からおもちが生えてきたかのような、可愛らしい山野草です

【とても小さくてかわいいユキモチソウ。というかチビモチソウ?】

 

山口に帰ってきてからは、さまざまなホームセンターの園芸コーナーを常にチェックしていますが、

今のところホームセンターで見かけることはないですね。

 

なので、普通に街中で暮らしていたらまず出会う機会はないと思います。

そもそも自生している場所が極端に限られています。

環境省レッドリスト2020」には絶滅危惧Ⅱ類に記載されていますからね。

※自生するユキモチソウが発見された記事が、先日報道されていました

おそらく園芸目的などで乱獲されてしまったのも原因ではないかと思われます・・・。

 

しかし、園芸専門店の山野草コーナーなら扱っているところがあったりします。

先日、この「ユキモチソウ」を購入する機会がありました。

遠く北の大地、北海道から届いたのがこちらです。(2つ購入しました)

【届いたばかりなのでまだおもちの部分が隠れています】

【こちらはおもちの部分がすでにみえていますね^^チビモチソウです】

今回こちらは、北海道にある

うら植1187ストア

さんから購入させていただきました^^

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現在山口でも元気に育っております^^

 

大切に育てたいので

ユキモチソウとは?
育て方は?

などをこの機会に一度調べて、まとめてみたいと思います。

ということで、今回はユキモチソウに関するお話をしたいと思います^^

 

・・・?

山口に帰ってきてからは、家の荒れた庭を連日掃除していました。

庭も綺麗になり、少しづつ春の訪れを感じるようになった3月のある日、

庭に竹の子のようなものが生えている!?

のに気がつきました。

 

それがこちらです

【とりあえずプランターに移して様子を見ることにしました】

それにしても

怪しすぎる・・・。

 

当初、この植物が一体何なのか、調べてもまったくわからなかったんですよね。

掘り上げてみると、

大きな球根で、上の部分にヒゲ根がたくさんついている謎の物体・・・

 

Googleレンズで画像検索しても、似たようなものは出てくるものの、これといった確信はありませんでした。

 

あるとき、防府のガーデンマルシェの山野草コーナーに、

これとそっくりなやつが並んでいる

ということに気づきました。

 

関連記事

▶ガーデンマルシェ防府店さんの記事はこちら

 

ネットで調べたり、園芸店で何度も確認したりしているうちに、

この竹の子のような植物、どうやら「ムサシアブミ」という山野草ということがわかりました。

 

プランターに移して、日当たりの良い場所で毎日せっせと水やりをしていたところ

【育て方がわからず毎日日光に当て続けたからか、葉っぱが焼けてきてしまい、日陰に避難させました。日陰での管理が良いのでしょうね】

1ヶ月ほどでこんなに成長しました。

 

実はその後、庭には他にもたくさん生えてきて、

【こんな感じであちこちから芽を出してきました】

 

この記事を書いていて気づきましたが、

なぜこの子は茎が黒いのでしょうか・・・^^;

そんなことなどがあり、この植物を調べていると、同じ仲間に

「ユキモチソウ」

というのがいるということを知ったんですよね。

 

庭から出てきた「ムサシアブミ」はおそらく、祖父が生前に植えていたものではないかと思っています。

毎年咲いていたのでしょうけど、家の庭を管理できていなかったので、この度やっと発見に至りました。

 

育ててみる

ムサシアブミはなぜか庭に群生しているのに・・・。

ユキモチソウ」は一つもいなかったので育ててみることにしました。

見た目がすごくかわいいですからね^^

 

防府のガーデンマルシェさん(園芸専門店)には一時期販売されていたのですが、いざ買おうと思った頃には

売り場からいなくなっていました・・・。

 

やはり一部の人には根強い人気があるのでしょう。

ということもあって、先ほどの

うら植1187ストア

さんから購入してみました。

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その他にも、いくつか山野草を購入させていただきましたので、また今後お話しできればと思っています。

段ボールの中に丁寧に梱包されて届きました^^

北海道から山口なので、到着まで時間がかかるかなぁと思っていましたが、

注文の翌日には発送していただき、2日後の朝に到着しました。

 

ユキモチソウ」の育て方

そもそもこの「ユキモチソウ」は

・サトイモ科テンナンショウ(天南星)属の多年生の植物
・世界に約150種が知られ、日本には約30種が分布
(ムサシアブミの他には、ウラシマソウ、ユキモチソウ、マムシグサ、ヒロハテンナンショウなど)
・森の中の湿潤地帯が本来の生育場所
・開花期は3月〜5月頃
・路地植えや鉢植えで楽しむことができる
・栄養状態により性転換をする
(肥えると雌株、痩せると雄株)

調べてみるとおおよそこのような説明がなされています。

 

我が家での管理方法としては

置き場所
直射日光の当たらない、明るい日陰
※我が家ではムサシアブミが直射日光でやられかけてしまいましたから、直射日光は要注意ですね

水やり
土の乾きをみながら基本はたっぷりとあげる

※開花期前や開花期が終わった、冬場の休眠期に入ったら水やりは控える。(やりすぎると腐ってしまう)
 控えるといっても、用土に湿り気が残る状態を維持する。
 冬の間は霜や凍らせないように注意する

肥料
植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜ込む(肥料と根が直接触れないように注意)
葉のある間は液体肥料を月に1、2回程度施す

※肥料の部分はさまざま意見が分かれるので、これで育ててみたいと思います。

緩効性化成肥料としては、マグァンプKを、

マグァンプK中粒 1.3kg

液体肥料としては、ハイポネックス原液(1000倍に希釈)を使用してみました。

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植替え
・休眠期の晩秋から早春(10月〜2月頃)が適期(根が動き出すと傷みやすい)
4号鉢が基準(おおよそ3〜5号)
・用土はおよそ桐生砂4、鹿沼土3、赤玉土3
・元肥としてマグァンプK
くん炭も少し混ぜ込んでみました

※用土は家の周辺で売られているものを調達して使用してみました。

水はけと通気性に優れた肥沃な土が良さそうなので、今回はそこを意識してみました^^

これらを基本の管理方法として、育ててみたいと思います。

 

せっかく小さくてかわいいユキモチソウが咲いたので、写真撮影。

ユキモチ」なので、寒水石を敷いて雪景色を表現してみました。

【寒水石で雪の中に咲いているっぽく】

 

これだけでは寂しいので、彼らにも協力してもらいましょう。

【岩陰からひょっこり】

【ヤハ!】

【なんだ、もう春かと〜♪】

 

盆栽の世界には、

添配(てんぱい)

といって、小さな置物で景色を表現する手法があります。

 

また、

盆石(ぼんせき)や水石(すいせき)

といった、石を鉢の中に添えることで、岩山や水の流れの世界も表現することがあります。

京都でさまざま見てきた「枯山水」の世界観に通じるものがありますね。

植物と小さなミニチュアや石って、とても相性が良いなぁ

と日々実感しています^^

 

おわりに

京都に住んでいた頃は、園芸などはまったく考えたことのない生活でした。

山口に帰ってきてからは、土もいじり放題の生活をしているので、我が家に花や山野草、盆栽がどんどん増えてきています。

興味をもったらいろいろやってみたくなる性格なので、これからも色々な体験を発信していきたいと思います^^

 

▶苔玉もみじを日本庭園仕立てにしてみました!

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この記事を書いた人

山口県宇部市でひっそりと暮らす30代夫婦です。
お互い京都で13年ほど暮らし、このたびUターンしてきました。
趣味は写真、読書、ドライブ、園芸、絵を描くことなどなど。
関西で小売業界を経験後に社会保険労務士となり、さまざまな働き方を目にしてきました。
そんな中、「心にゆとりを持った生活が大切だ」と実感し、この度山口へ帰ってきました。
山口での生活で気づいたこと、出会った美しい風景を写真などもたくさん掲載しながら綴っていきたいと思い、この度ブログを始めてみることにしました。
見てくださった皆さんの心が、少しでも穏やかになれるような情報を発信するブログにしていきたいな、と考えています。
どうぞ宜しくお願いします^ ^

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