産休・育休の実務で手元に置いておきたい本
僕は関西で2年ほど社会保険労務士として働いていたのですが、家の都合もあり地元である山口県にUターンしてきたのでした
仕事探しをしていたときに、たまたま
「社労士・行政書士としての知識も社内で活かしてほしい」と今の会社に声をかけていただきました。
といっても、勤務社労士としての経験はまだ2年ほどなので、まだまだひよこです。
実務に関しては特に知識の薄さを痛感する毎日。
実務に関しては試験の知識とは別の角度のものが非常に多いため、日々勉強の大切さを痛感しています。勉強したことの斜め上をいく質問などが舞い込んでくるのも日常茶飯事です。
今の会社は規模も大きく、従業員数も多いため日々さまざまな手続き案件が届くのですが、
中でも産休・育休関係の手続きは多いなぁと実感しています。
ある程度の知識はあるものの、いざ実務の手続きとなると
この書類のここってこの書き方でよかったっけ?
などとふと疑問点が湧いてきたりもします。
そんな中、今までに何冊か育休関連の本を読んだ中で個人的によかったなと思う本があったので、
1冊ご紹介したいと思います。
社労士の分野は特に法改正が多いので、参考にする本も基本的には最近の法律が反映された内容の本を中心に読むことが多いです。
なかでも育児・介護休業法関連は法改正も多く、
つい先日も
・3歳以上の子どもを育てる家庭の柔軟な働き方を実現するための措置等の義務づけ
・所定外労働の制限(残業免除)の対象が拡大
・育児のためのテレワークの導入が努力義務化
・子の看護休暇の見直し
などなどの改正ポイントの情報が厚生労働省から出されていました。
なので現行の手続きを行いながらこれらの点も考慮していくことになります。
といっても手続きだけでもたくさんあるのでなかなか大変です。
今の会社に入社したとき、チェックリスト(管理表)などもなかったのでまずはそこから作成しました。名古屋の社労士法人の名南経営さんが公開されているリストは特に参考になるかもしれません。僕が以前勤めていた事務所でもこのような管理表も活用しながら管理していました。
あとは管理表に沿って手続きを進めていくのですが、この手続きがなかなか大変です。
そんなときにいろいろと本を探して、個人的に特によかったなと感じた本がこちら。
この本の特によかったなと感じた点がこちらです。
・一連の流れがコンパクトにまとまっている
・実際の書式と記入例に加えて注意点もまとまっている
・手続きの流れと添付書類の情報もみやすい
・各所に実務上のポイントが書かれている
・社内様式の用例と配慮すべきポイントも記載されている
一連の流れに沿って実際の書式や図表をもとに、実務上のポイントもコンパクトにまとめられています。添付書類やここってどう記入するんだっけ、というポイントも記載されているので実務が初めての担当者の方にもぴったりなのではないかなと感じました。
本は毎月1万円ほどは購入しているのですが、この本は最近買ってよかったなと思った1冊です。
今後の法改正にも準拠して版を重ねて行ってほしいなぁと思います。
今日は最近読んだ実務系の1冊からよかったなと思った本をご紹介しました。
実際に職場ではこれらの手続きに加えて、従業員の素朴な疑問から労働法の解釈に関する問い合わせまで
実に幅広いお話が舞い込んできて、日々「知識の涵養」の大切さを実感しています。
毎月いろいろと結構本は買うのですが、積ん読状態になってしまっている本も多くなってきています。時間を有効に活用しながら読み進めて、今後も役に立った本などをご紹介していきたいと思います。
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