やっぱり本は大切だと思う今日この頃
ここでは「社会保険労務士」分野で最近読んでよかった本・これから読みたい本をまとめてみたいと思います。
山口県も茹だる様な夏の残暑も落ち着き、朝晩は肌寒さを感じる日も出てきました。
昨年の今頃は行政書士試験に向けてラストスパートの勉強をしていた頃ですね。時間が経つのはあっという間だと感じています。
そんな秋を感じる今日この頃。
今の職場では労務管理や社内ハラスメント対応などに十分な人員がいないので
その都度に応じて学び続ける必要があります。
社労士や行政書士は合格した後の勉強が非常に重要になってくるので、日々学び続けることの大切さを改めて実感しています。
少し話はそれますが、社労士の分野で参考になる本というのが調べてもあまり出て来ないんですよね。
受験対策本や参考書の方が先に出てきてしまったり。
山口は特に大きな本屋がないので、実際に手に取って内容を確認することができないのも悩みどころです。
なのでネットでいろいろと調べては買ってみて、読んでみてを繰り返しています。
ということで、今日は社会保険労務士分野で最近読んでよかった本、これから読み進めたい本を何冊かまとめてみたいと思います。
まず、一冊目。
自分のいとこが弁護士をしているのですが、そのいとこから最近
「この本めちゃくちゃええで」
と教えてもらった本になります。
実際に職場で発生する様々な労務問題に対して、実務上注意すべきポイントや判例などを豊富に盛り込まれており、弁護士事務所でも重宝される1冊です。
この本はおそらく楽天やAmazonでは販売はされていないと思います。至誠堂書店さんのHPから購入することができます。
至誠堂書店さんは法律書専門のネット書店です。
様々な法律分野での専門書が並んでいるので、眺めているだけでも「こんな本があるんだ」と知りますし、そのジャンルの基本書であったり今売れている本を知ることができるので定期的にのぞいています。
二冊目はこちら。
こちらの本は長年の労働基準監督官という経験から、実際に経験された内容なども豊富に盛り込みながら、職場で起こりうるトラブルなどを想定し文言のニュアンスなども含めて詳しく解説がなされています。
コラムの内容なんかは読んでいて面白いと感じますし、実際の書式もダウンロードできるので必要に応じて読みながら実務でも活用しています。
三冊目は王道の書籍から。
前回の版から数年改訂が出ていなくて、令和3年版に待ちに待った改訂版が出てきました。出た時はすぐに買いました。
労働基準法の各条文を逐条解説されたコンメンタールです。
条文ひとつひとつに丁寧な解説がなされており、定義や理由なども含めて理解を深めることができます。
前に勤めていた事務所の代表は
「この本をすべて読み込めば試験の労働基準法は満点とれる」
と言っていたのを思い出します。
もちろん受験生がこの本を読み込む必要はないのですが、実務で解釈に迷ったときなどはこの本を参考にしますし、社労士事務所でもよく使用していました。
お値段はなかなかしますが、実務に携わる方は基本的に持たれている印象です。
四冊目はこちら。
先ほどのコンメンタールは文章で詳しく説明するスタイルですが、こちらはチャートと書かれている通り図解で労働基準法を理解できる様に工夫された本になります。条文+解説+図解という構成です。特に図解部分が豊富なので、解釈に迷ったときなどに対象部分を読むだけでも理解が深まるのではないかと思います。
たとえば、年次有給休暇の計画的付与と使用者の時季指定義務など似たような内容の部分も図で解説がなされているのでよくわかります
五冊目はこちら。
職場における安全衛生分野に特化してまとめられた本です。図表が1200点以上でカラー刷りとなっており、非常にみやすくまとめられています。産業保険スタッフから人事労務担当者まで利用できる内容となっており、労働に関わる法律内容や用語から安全衛生に関する部分まで幅広くかつ網羅的にまとめられており、内容も非常に読みやすいのが特徴です。
社労士試験では労働安全衛生法はそこまで深く時間をかけて学ぶ部分ではなかった一方で、労働安全に関わる部分は働く人と密接に関わってくるため、あらためてこの部分をしっかりと学び直すことの大切さを痛感しています。
最後はこちらです。
産休・育休の実務面にフォーカスした本になっています。実際の流れに沿って実際の書式や図表を交えてわかりやすく解説されています。実務上のポイントが示されている点も参考になります。
従業員説明用のパワーポイント資料などの特典がダウンロードできるのもありがたいですね
産前産後休業や育児休業は非常に長いスパンで追いかける手続きになりますし、頻繁に行う手続きでもないので
たまに「あれ?」と思うことがよくあります。
そんな時にこの本で手続き上の注意点など確認しながらすすめることができるので助かっています。
おわりに
今回は社会保険労務士分野で今読んでいる本を含めてのお話でした。
社労士関係に関わらず、まだまだ読まないといけない本が家の本棚に積読状態になってしまっています。
今後も自分が良かったなと思った本などはどんどんご紹介していこうと思います。
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