全国的にみても極めて珍しい高層の擬洋風木造建築
先日(2026年2月22日)、大学時代の友人と上関町に写真を撮りに行ってきました。
上関町に来るときにいつも寄っているのが道の駅の向かいにある「四階楼」。
国の重要文化財にも指定されています。
うべの石ころ詳しい情報は以前にもまとめたことがあります。


擬洋風建築とはどんなものなのかというと、
【擬洋風建築とは】
幕末から明治初期頃にかけて建設された、洋風と和風の要素をあわせもった建築。当時のお雇い外国人の方々の指導で建てられた工場建築からはじまり、やがて日本の大工さんたちが江戸時代から受け継いできた和の伝統技術を取り入れながら作り出した洋風の建築といったところ。



近代化に向けて進む日本において、和洋の良いところを活かしながら試行錯誤して作り出した建築といったところでしょうか。
パンフレットの情報などをまとめるとこんな感じです。
【四階楼】
今から140年以上前の明治12年(1879年)に小方謙九郎(1835〜1913)によって建築された擬洋風木造四階建の建造物。山口県内最古の洋風建築のひとつでもある。小方は高杉晋作が結成した奇兵隊に入隊し活躍した人物であり、維新後はここ室津の地に帰り第1回村会議員を務めるなど上関の発展に尽くした。
このような高層の擬洋風建築は非常に珍しく、現存しているものはここ四階楼のみと言われる。上関は交通の要所でもあったことから迎賓・宿泊施設としても利用され、実際に平成の始め頃まで旅館として使用されていた。
鏝絵と呼ばれる、漆喰を塗った上にこてを使って絵を描き出す技法が各所に施されており、4階の部屋の窓にはフランス製のステンドグラスが施されている。
平成17年には国の重要文化財に指定された。
上関が古くから重要な交通の要所であるということは日本地図を眺めていてもわかります。



三連休や河津桜が見ごろを迎えつつあるということだったので、道の駅周辺は多くの人で賑わっていました。四階楼も前の人が出てから次の人が入れるというような入場制限がかかっていました。



外からはまったくわからないのですが、ここの最上階にフランス製のステンドグラスの窓があり、そこから差し込む光がとても印象的なのです。
以前訪れた時は2年前の4月頃。
閉館間際の夕陽が傾きかけた時間で、ステンドグラスを通して差し込む西陽が印象的でした。
今回はお昼過ぎ。やや曇天に近い天候でした。


【四階楼の外観】
今回は四階部分を中心に撮影してみました。


【階段を上がっていくとステンドグラスが見えてくる】


【畳に差し込むステンドグラスの光が印象的だ】
少し曇りがちな天気でしたが、窓から差し込む光が美しく感じられます。


【ステンドグラスの光が畳に映し出される】


【和室と洋室の要素が混ざり合う独特の空間】


【天井の鳳凰の鏝絵も見事です】
向かいにある道の駅が多くの人で賑わっているのをステンドグラス越しに眺めました。
「名古屋から来ました」と話す友人に、
入り口の方も「わざわざ上関までようこそ」と驚いていらっしゃいました^^
しかし、日本国内でも極めて希少な木造の高層擬洋風建築は必見です。



道の駅に立ち寄ったときは、あわせてこちらも見学してみてはいかがでしょうか。








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