千里川土手へ飛行機写真を撮りに
前職では一時期、大阪の豊中に勤めていたことがあるのですが、そこに
を見ることのできる場所があります。
今回は、その場所。
千里川土手
で過去に撮影した写真のお話をしたいと思います。
風景写真を撮るようになると、さまざまな写真家の作例を目にするようになりました。
その中でも、ルーク・オザワさんのヒコーキ写真に魅了され、
今でも大好きなジャンルの1つです。
ここ千里川の土手は
・飛行機が好きな人
・風景写真が好きな人
・夜景が好きな人
はとくに楽しめる場所ですので、参考にされてはいかがでしょうか^^
千里川の土手でこんな風景に出会える
僕はかつて豊中で2年ほど働いていましたが、
と聞いても、地元の人でも意外と知らない方が多くいらっしゃいます。
しかし、
「飛行機写真の聖地」
とも呼ばれているように、ここでは
着陸する飛行機を恐ろしく間近で見ることができます。
以前、GoogleのCMで取り上げられていたこともありましたね^^
ここで撮影した写真がこちらです。
【空を切り裂く風の音】 Canon EOS 5D Mark III 16mm
【夕刻】 Canon EOS 5D Mark III 400mm
【西日を浴びながら】 Canon EOS 5D Mark III 80mm
【彩雲の中へ】 Canon EOS 5D Mark III 400mm
【787】 Canon EOS 5D Mark III 400mm
晴れた日や、夕方の情景も美しいのですが、個人的に1番おすすめなのは
日没直後の情景
です。
滑走路に照明が灯り、幻想的な景色が浮かび上がります。
【薄暮の空へ続く光の道】 Canon EOS 5D Mark III 200mm
【Take off】 Canon EOS 5D Mark III 400mm
【滑走路の灯を受けながら】 Canon EOS 5D Mark III 70mm
離陸する直前、一瞬飛行機が停止する瞬間があります。
そこを狙ってシャッターを切るのがなかなか難しいですが、撮れると嬉しいです^^
は?
千里川の土手は、伊丹空港の滑走路「32Lエンド」の真後ろに位置します。
上から見ると、滑走路からいかに近いかがわかります。
最寄駅は
阪急「曽根」駅
になります。
詳しいアクセス方法は、
に説明がなされていますよ^^
最初はこのルートに沿って歩いて行くのが最も分かりやすいかもしれません。
僕はいつも、駅に着くとGoogleMapで「千里川土手」と入力して出てきたルートで向かっていました。
※Googleで検索すると、住宅街を通るルートが出てくるかと思います。やや分かりにくいので、不安な方は、大通りから歩いて向かう豊中市のHPで紹介されているルートで向かうと良いかもしれません。
駅からおよそ2km弱なので、
歩いて20分ほどで到着
できます。
ここは、整備された公園のような場所ではないので、
駐車場はありません
当時はそれでも路上駐車をされる方が多かったので、
僕が行くときは、いつも警察の方が見回りに来られているのを見かけました。
そして、
トイレはありません
ので、事前に済ませておく方が良いと思います。
頭上を飛行機が飛ぶので、大型の飛行機が着陸するときは風圧がかなり強いです。
帽子など飛ばされないように注意
することも必要かもしれません。
最後に、これからの季節に注意したいのが、
日差し
です。
ほとんど滑走路と同じなので、もちろん屋根のある場所などはありません。
なので、熱中症などにはくれぐれも注意して出掛けることが大切です。
それでも、飛行機の迫力でそういうのは忘れてしまうかもしれませんね^^
ここの千里川土手は、飛行機との距離がとても近いので、
どのようなレンズでも面白い写真が撮れます。
もちろんスマホカメラでも十分楽しめます^^
フルサイズで400mm以上の焦点距離があれば、より楽しめる場所です。
※当時撮影に使用したカメラは
・iPhone のカメラ(記録用)
・Canon EOS 5Dmark III
・レンズはCanonの純正レンズ(16-35mm、70-200mm、100-400mm)
を使用して撮影しました。
三脚は、
マンフロット(MT055CXPRO4)
※軽くて、使いやすい三脚ですが、千里川の土手だと高さはちょうどくらいでした。もう少し高い三脚があれば余裕が持てたかもしれません。
雲台は、
マンフロット(ギア付きプロ雲台405)
※かなり重いですが、微妙な角度調整やズレなどのストレスなく撮影できますね。
昼間は手軽に撮影できるのですが、やはり日没後の撮影は三脚を使うことが多かったです。
マンフロット(MT055CXPRO4)の三脚を使用していたのですが、高さ的にはこのくらいの高さは必要かな、という感じでした。
逆にこれよりも低い三脚だと、フェンスが写り込んだりしてしまうかもしれません。
撮影の時に参考にした本
そもそも飛行機を撮りたいと思うようになったきっかけは、
ルーク・オザワさんの「ヒコーキ写真」に出会ったのがきっかけでした。
昔見た「写真家たちの日本紀行」という番組でも、千里川の土手で撮影されている様子が紹介されていました。
そんなルーク・オザワさんのヒコーキ写真を眺めながら、撮影テクニックも勉強できる本があります。
『ルーク・オザワの光、空、風景で魅せる!ヒコーキ写真の撮り方』
僕の手元にあるのは、初期に発売されたもので、その後決定版が出ているようです。
最近はミラーレスカメラ編も出ているようですね。
この本の良いところは
そのまま
写真集としても楽しむことができる本
でありながら、
ヒコーキ写真を撮影する上での考え方
に加えて
ヒコーキ写真を撮影するときに使用する機材
についてもプロの目線から詳細に解説がなされています。
飛行機の写真を撮影してみたいと思っている方は、一冊手元にあると心強いのではないでしょうか。
千里川の土手以外にも、この周辺は飛行機が撮影できるスポットがあります。
も何度も足を運びました。
【雲の中から】 Canon EOS 5D Mark III 70mm
ここも飛行機の離着陸を間近で見ることができます。
有料ですが、駐車場も整備されています。
僕はいつも阪急伊丹駅からバスで行っていました(およそ20分)
次は、飛行機の撮影スポットとして出てくることはないと思いますが、
阪急庄内駅周辺
も人々の生活空間の間近を飛んでいく飛行機を見ることができます。
僕はいつも庄内駅周辺を歩く度に、撮ってみたいなあと思っていましたね。
※ここを通るときはいつも仕事中だったので、手元に写真がないのが残念
おわりに
今日は、過去に千里川土手周辺によく飛行機の写真を撮影しに行っていた頃の思い出をお話ししました^^
空港の展望デッキなどからみる飛行機とはまったく違う
飛行機の迫力と美しさ
を目の前で感じることができます。
駅から歩いて行ける距離なので、一度出かけてみてはいかがでしょうか?
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