究極の読書好きが書いた、本の「読み方」

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井上ひさし『本の運命』を読む

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僕は、井上ひさしの作品は未だ読んだことはなく、

中学のときの国語の資料集に載っていた、「丸メガネが印象的な作家さん」という印象でした。

しかしこの本は、大学時代にたまたま古本屋で手にして以来、今でもときどき読み返す本の1つです。

なぜ何度も読み返してしまうのか。

それは

膨大な読書量から得た知見や経験を、ユーモアを織り混ぜながら、やさしく語りかけてくれている

からです。本書からは著者の人柄も想像することができます。

それらの話の中で、本の読み方子どもを本好きにするには、といった考えが丁寧に述べられています。

読書法に迷われている方も、一度この本を読んでみると参考になる部分があるのではないかと思います。

読むと「本が読みたくなる」本

井上ひさしは山形県東置賜郡小松町(現川西町)に生まれます。

父親や母親の影響もあり、本を読みたくてたまらない少年時代を過ごすのですが、当時町の図書館の蔵書はなんと96冊

幼い頃から、手にすることのできる活字は貪るように読み込んでいた様子が語られています。

晩年に、故郷へ本を寄贈することが決まり、その本から生まれた図書館は

現在も「遅筆堂文庫」として、川西町立図書館と劇場も合わさった複合施設として存在しています。

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この記事を書いた人

山口県宇部市でひっそりと暮らす30代夫婦です。
お互い京都で13年ほど暮らし、このたびUターンしてきました。
趣味は写真、読書、ドライブ、園芸、絵を描くことなどなど。
関西で小売業界を経験後に社会保険労務士となり、さまざまな働き方を目にしてきました。
そんな中、「心にゆとりを持った生活が大切だ」と実感し、この度山口へ帰ってきました。
山口での生活で気づいたこと、出会った美しい風景を写真などもたくさん掲載しながら綴っていきたいと思い、この度ブログを始めてみることにしました。
見てくださった皆さんの心が、少しでも穏やかになれるような情報を発信するブログにしていきたいな、と考えています。
どうぞ宜しくお願いします^ ^

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