学生の頃に秘境駅を目指したお話〜奥大井湖上〜ここが駅!?と誰もが驚く〜

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奥大井湖上駅に行ったときのこと

みなさんは秘境駅に興味はありますか?

うべの石ころ

最近昔の写真を眺めていると、学生の頃に奥大井湖上駅おくおおいこじょうえきにいったときの写真が何枚か出てきました。

日付をみてみると、2014年の2月

今からおよそ10年前のことのようです。

学生の頃、「社会人になったらさすがに行くことはないだろうって場所に行っておきたいよね

と友人と大学の研究室で話していたときに行くことを決めたような記憶があります。

そのときなんとなく思い浮かんだのが「秘境駅」という言葉。

ネットで調べてみたときに、一番インパクトがあったのが「奥大井湖上」なのでした。

近年はSNSやテレビでも目にする機会が増えてきたような気がします。

当時僕たちが訪れたのは夕刻から日没にかけての時間

自分達以外には誰もいませんでした。

うべの石ころ

空が暗くなる中、湖に浮かび上がる駅の姿を眺めたときの記憶は今でも覚えています。

そんな当時の記憶を思い返しながら書いています。

鉄道や絶景、自然が好きな人にはもってこいの場所だと思います。

名前からして秘境感を感じますね。

奥大井湖上駅は静岡県の大井川鐵道の駅の一つです。

【Googleマップより引用】

地図上の赤いピンの場所なのですが、なかなか自然豊かな場所にありそうだというのはここからも

感じることができるのではないでしょうか。

大井川鐵道の運営路線には「大井川本線」と「井川線」が運営されています。

大井川鐵道HPより引用】

奥大井湖上駅があるのは「井川線」の方で南アルプスあぷとラインの愛称でも親しまれています。

大井川鐵道HPより引用】

路線の全体を俯瞰してみるとこんな感じです。

一部区間では山の勾配を上り下りするために「アプト式」という列車が運行されており、その列車に乗ることができるのは

日本ではここ大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけのようです。

南アルプスあぷとラインの「あぷと」とはアプト式からきているんですね。

【アプト式とは?
「アプト式」(Abt-system railway)とは、スイス人のローマン=アプト氏(1850〜1933)によって発明された登山用鉄道の方式。レールの間にラックレールと呼ばれるノコギリのような歯のついた特殊なレールを設け、これを電車に取り付けた歯車と噛み合わせることで急坂でも滑らずに上り下りすることができるようにしたもの。

現在国内の唯一のアプト式鉄道区間としては、1990年から大井川鐵道井川線のアプトいちしろ=長島ダム間のおよそ1.5kmで採用されているということです。

そしてここは1000分の90(90パーミル)=1000m進むと90mの高低差が生まれる日本一の急勾配の区間となります。

つまり、

うべの石ころ

長編成の列車では先頭車両と一番後ろの車両で10mもの高低差が生まれる恐ろしい勾配です。

このような山に囲まれた大井川鐵道の駅のひとつに「奥大井湖上」駅があります。

【最もよく目にするアングル。だんだんと辺りが暗くなる】

【駅に近づく】

【確かに奥大井湖上駅だ】

【駅のホーム。風の音だけが聞こえる】

【帰り際にもう一枚だけ撮っていた。薄暮の空と湖に浮かぶ駅が神秘的だった】

今日は学生の頃に訪れた「奥大井湖上」駅をご紹介しました。

こんな場所に駅があるのかと誰もが驚くまさに秘境駅でした。

うべの石ころ

10年前の写真なので、枚数も少なく写りも悪いのですが、今でも思い出に残っている風景です。

なかなか行くことのできる機会が少なくなりましたが、またいつか訪れたい場所です。

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この記事を書いた人

山口県宇部市でひっそりと暮らす30代夫婦です。
お互い京都で13年ほど暮らし、このたびUターンしてきました。
趣味は写真、読書、ドライブ、園芸、絵を描くことなどなど。
関西で小売業界を経験後に社会保険労務士となり、さまざまな働き方を目にしてきました。
そんな中、「心にゆとりを持った生活が大切だ」と実感し、この度山口へ帰ってきました。
山口での生活で気づいたこと、出会った美しい風景を写真などもたくさん掲載しながら綴っていきたいと思い、この度ブログを始めてみることにしました。
見てくださった皆さんの心が、少しでも穏やかになれるような情報を発信するブログにしていきたいな、と考えています。
どうぞ宜しくお願いします^ ^

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