モンブラン149を購入しました
自分は社会保険労務士や行政書士の受験生だったとき、いつも万年筆を使って勉強していました。
筆記具マニアというわけではないのですが、文字を書くということは好きで、
たくさん書くという作業と万年筆の相性がとてもよかったのでいつも万年筆と勉強はセットでした。
メーカーによって微妙に異なる青色のインクも勉強との相性が良くて、使っていて楽しいですね
今までセーラーやパイロットなど、国産メーカーの万年筆を使っていたのですが、
唯一、これはいつか使いたいなと思っていた万年筆がありました。
それが
です。
万年筆が好きな人なら知らない人はいないはず。
そんな自分がモンブランを使ってみたいなと意識するようになったのは、三島由紀夫の影響でした。
大学生の頃、最終的に卒業論文で研究したテーマは三島由紀夫『金閣寺』。
当時、夏休みに山中湖の畔にある三島由紀夫文学館まで、実際に直筆の原稿を見に行ったりもしたのでした。
原稿用紙に万年筆で書かれた三島の文字。
今でも当時買った図録の写真に写る三島の手書き原稿の写真などを眺めることがあります。
やはり、世界的な文豪の書く直筆の文字というものに当時から感じ入るものがあったのでした。
当時のゼミの教授も文豪とモンブランの関わりのお話をされていた記憶があります。
「モンブラン」
この万年筆が様々な歴史や文化の場面に立ち会ってきたという時間の流れによって、
現在の地位を築いたというイメージがあったのでした。
まさに万年筆の象徴というべき存在です。
※追記
同時にモンブランのボールペン「マイスターシュテュック ル・グラン 161」も購入しました。こちらの感想は下記にまとめてみました。
マイスターシュテュック149
マイスターシュテュックは日本語で「最高傑作」を意味し、1924年に誕生したとのことで
今年2024年はちょうど100周年の記念の年に当たるようです。
自分はモンブランの中でも、最も大型のマイスターシュテュック149のEF(極細)がずっと欲しかったのですがどこのお店も売り切ればかり。
そんなとき、色々と調べているとたまたま1本だけ在庫があるお店に出会いました。
それが神戸の元町にある「ペンアンドメッセージ」さん。
万年筆をはじめとする筆記具に対して非常に丁寧に接しておられる印象がとても良くて
もちろん即購入させていただきました。
注文からおよそ2日後ほどで自宅に到着。
非常に丁寧に梱包していただき、
・とても丈夫で重量感のある軸
・書いていて安心感のある安定したペン先
・一生ものの道具と言える万年筆
であるということを直筆のお手紙でも教えていただきました。
直筆の文字をみると気持ちが伝わるというのがとてもよくわかりました。ますます今後も「書く」ということは大切にしていきたいなと思ったのでした。
京都に住んでいた頃、元町へは何度か出かけたこともあったので懐かしい気持ちにもなりました。
今回購入したのがこちら
通常の金の部分がレッドゴールドに加工されたものになります。
手に持ってみると、ずっしりとした重厚感がありながら手にピッタリと吸い付くような質感。
何も書くものはないのに、何度も思わず万年筆を手に眺めてしまいます。
【やはりペン先が非常に美しい】
【モンブランといえばこのホワイトスターですね】
【手元のルーペで拡大してみました】
万年筆のペン先を美しく撮影するのはなかなか難しいですね。
箱の中にはサービスガイドが入っていました。
・3ヶ月ごとにクリーニングするのがおすすめ
・クリーニングは必ず清潔なぬるま湯を使用し合成洗剤は使ってはダメ
・ペン先とキャップは糸屑が付着していない湿った清潔な布で常にきれいに拭いておく
・インク漏れを防ぐため、持ち運びの時はペン先を上
ずっと長く使っていく道具なので、メンテナンスもしっかりと行っていきたいと思います。
さらに詳しい注意点などは公式HPに記載されています。
ひとまずは買ったばかりの149の姿を写真に残したかったので今回はここまでにしたいと思います。
手元にあるモンブランのインク(ロイヤルブルー)を入れて早速いろいろと書いてみた感想など、
実際に使い込んでいく過程のお話も今後していきたいなと思います。
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